客観性に欠ける
高い能力をもつ蠍座ですが、残念なことに、観的に物事を捉えるということがあまり得意ではありません。
どうしても自分基準に照らし合わせて判断しがちなので、他者がどう考えているのか、自分がいまどういう立場にいるのか、などを見逃してしまうことがあります。
場合によっては「客観性ってどういうこと?」なんてこともあり、「物事を俯瞰的にとらえる」感覚が理解できない人もいるようです。
ちなみに俯瞰というのは、鳥が空から地上を見下ろすかのように、高く広い視点でものごとを捉えるということです。
自分だけの世界に引きこもって一生過ごすならいいのかもしれませんが、社会で生きていくには、やはり思い込みだけでは通用しません。
主観性と客観性の両方をバランスよく使いわけてこそ、さらなる良さが引き出されていくといえるでしょう。
また「私は絶対に○○だと思う」というのが口癖の人が中にはいますが、「絶対」という言葉は蠍座のエネルギーを間違って使ったときに出やすいものです。
口にした瞬間に客観性を失い、他の可能性を全否定してしまうこの言葉を使いたくなったら、少し立ち止まって自問してみるといいかもしれません。
感情のコントロール
前にも述べましたが、蠍座は仕事や勉強のときには理性的になれるのですが、人間関係やプライベートになると、とたんに感情的になってしまう傾向にあります。
心の動きに非常に敏感なので、感情がからむとどうしても冷静ではいられなくなってしまうのでしょう。
これは相手のことを好きでも嫌いでも同じです。感情の波があふれやすいため、感情が高ぶったり、逆に憎んでしまったりするのです。
感受性が強いのは魅力的な部分でもありますが、周囲から変わり者のレッテルをはられたり、自己抑制ができない人だと思われてしまうかもしれません。