自分だけの空間
蠍座は特定の人にくっついて一体化しようとする基本性質をもっているので、人によってはとても人懐こく見えることがあります。
一見オープンな性格に見えることもありますが、それは表面的な部分だけで、実際は開放的過ぎる人間関係や空間にずっと留まることを好みません。
そのため家にこもるのが好きだったり、こだわりの空間を作ってそこで自分だけの時間を過ごすのが好きだったりもします。
その空間はどちらかというと広すぎず、明るすぎず、乾燥しすぎていない場所のほうが好みでしょう。
自分だけの世界を自分だけの空間で広げ発酵させるかのような時間が蠍座には必要なのです。
湿度と水分
面白いことに蠍座は水気のある趣味や楽しみごとを持っている人がよく見受けられます。
アロママッサージ、サーフィン、茶道、温泉めぐり、水泳、ホットヨガ・・・などなど、なんとなく水分があったり、どこか湿り気をかんじるものだったりします。
趣味とはいえませんが、蠍座はアルコールが好きな人も多いようです。
またお酒を飲む場合も、少し灯りが暗めの場所のほうが落ち着いて楽しめるようです。
蠍座にとって湿度は大切な要素。空気感がドライすぎると(心が)干上がってしまって、自分らしくいられないと感じるのかもしれません。
現代ではどちらかというと軽さやドライさがもてはやされがちですが、その性格や、空気感の濃厚さは蠍座の大きな魅力となっています。
シークレット
どこか謎めいている蠍座は秘密好き。
好きな人と秘密を共有して関係をさらに深めたりすることもありますし、自分だけのひそやかな秘め事をもっていることもあります。
どちらも、体の芯からわきあがるようなワクワクする感覚があるでしょう。
蠍座は「自分だけが知っている」ということに喜びを感じやすいのです。
見えない世界に隠されたシークレットは心の奥から楽しませてくれる媚薬なのでしょう。