許せない
他者となんらかのトラブルがあったとき蠍座の感情は固くこわばります。
自己を省みたり、話し合ってどうにか妥協点をみつけることより、相手を否定するこで自分を防御しようとするのです。
場合によっては憎しみという形をとることもありえます。
「人間は弱いものだし私も完璧ではない。だから今回は許そう」と思えることは弱気の表れではなく強さです。
真の強さを持たない人は、他者を許すことは決してできません。
蠍座は自分を認めない人間をシャットアウトしてしまう傾向があります。
嫌なことがあると「絶対に許せない」と感じやすいのです。
一見強い性質に見えますが、本質においてそれは弱さなのです。
目的を持たない危険性
高いポテンシャルをもつ蠍座は、その能力を使って多くの願望を達成する力をもっています。
ですがそれは、自分はこれをやりたいのだという目的がある場合のみ当てはまります。
むしろ目的を持たない蠍座は危険だといえるかもしれません。
目標にむかって努力をしようがしまいが、その人の基本エネルギーは変わりません。
意識を集中させることのない蠍座は、その力をネガティブな方向に向けてしまうことがあるのです。
「こんな自分は生きる価値なんてない」と自己破壊に向かうこともありますし、それを他者へ向けることもあるでしょう。
そうなると、相手を陥れたりいじわるをしたり、場合によっては異常行動にでたりと、問題を生じやすくなってしまいます。
蠍座の無尽蔵なエネルギーは毒にも薬にもなりえるもの。
うまく使いこなすかどうかは自己コントロールにかかっています。
強い気持ちをもって自分と向き合うように心がけましょう。