素直になる
誰かとけんかをしてしまったとき、相手の言い分を静かにきいて、自分に非があれば素直に謝るというのは誰にとってもむずかしいことですが、自分の考えに執着しがちな蠍座には、とくに難しくかんじられるようです。
他人の意見を聞いたとき「そういう考え方もあるんだな」と気軽に自分に取り入れるのは蠍座にとって抵抗があります。
蠍座の特徴はやわらかさではなく堅固さです。
思考を柔軟に変えて新しい価値観を受け入れるのは、蠍座が最も苦手なことのひとつといえます。
謙虚になる
カリスマ性のある人は、蠍座の要素を強くもっていることが多いもの。
そういう人は自己肯定感が強く、自分の存在に絶対的な自信をもっていますから、場合によっては社会常識なんてねじまげてしまうことさえあります。
自信をもつというのはすばらしいことですが、同時に謙虚さがなければ、ただの傲慢さになってしまう危険性があります。
蠍座はなにごとも主観的に考えがちなので、たまには自分自身を振り返ってみることが必要になるでしょう。
中には傲慢さを隠すために必要以上に謙遜したり、へりくだった態度を見せる人がいますが、そんな謙虚さはニセモノにすぎません。
手放す
相手に深く入り込み自分と同化させてしまう蠍座は、無意識のうちにその対象に感情移入しがちです。
その対象は人とはかぎらず、モノなどの場合もありますが、いずれにしても、気に入ったものに対して深い愛着を感じるようです。
そのため、それらを手放さなければならない状況では、身を切られるようなつらい感覚を持つことがあります。
自分から別れを切り出したり、気に入っていたものを処分したりするのはかなりのストレスになるでしょう。