見えない世界を感じる
冥王星を支配星にもつ蠍座は、目に見えない世界を感じやすいといえます。
ですが、それが意識にのぼることはほとんどありません。
またそういったことを感知する特殊能力があるという意味でもありません。
ただ感じ方に独特の深みがあって無意識のうちに別レベルからキャッチしているものがあったりするかもしれません。
支配星である冥王星は「死」も司りますが、生と死は表裏一体で分けることはできないものです。
だからこそ生きていることを心から実感したいと蠍座は心のどこかで感じていたりもします。
蠍座は時として極端な考えをもったり行動をとったりすることもありますが、それは「生」を実感するために極端なことをすることで生きている実感を得ようとしている、ともいえるかもしれません。
一体化する
蠍座の感覚は、特定のモノや人と一体化することで実感が得られるといえます。
相手と分離するのではなくひとつになることで、究極の喜びを実感できるからです。
そのため蠍座は自分だけが抜きん出ようとはあまりしない傾向が出ることがあります。
気に入ったモノがあるとそれと一つになって感じることで、自分の中に取り入れようとするという独特の感覚が蠍座にはあるといえます。
例えばなにかを評価しなければならないようなときでも、遠くから眺めるのではなく自分に引き寄せてからじっくり吟味しようとするかもしれません。
これは物理的にということではなく多くの場合、精神的にということになります。
蠍座は見えない部分では好き嫌いがあったりしますが、食わず嫌いということではありません。
ただし、一度自分の中に取り込んでみて、そこで気に入らなければ再び好きになる可能性は少ないといえるでしょう。