距離感がつかめない
情が深い蠍座は、若いうちは人間関係に悩んでしまうことがあるようです。
若者は軽快に楽しい関係を求めがちなので、親密なおつきあいを好む蠍座はうまく立ち回れないのでしょう。
ほどよい距離感を保ちながら、つかず離れずの関係を続けるというのは蠍座にとってはあまり心地よいものではありません。
自分をどこまでさらけ出していいのかどうかわからなくなってしまうからです。
そのため親しくなりたいと思っている相手があまり自分のほうに歩み寄ってくれないと、どう接してよいかわからなくなってしまいます。
好きか嫌いかのカテゴリーに分けられない相手との微妙な関係が苦手だといえるかもしれません。
社交辞令づくし
いつだって本音で向き合いたいと思っている蠍座にとって、社交辞令ほど苦手なものはないでしょう。
とりあえず耳ざわりの良い言葉を適当に言っておけばいいや、ということに納得できませんし、そうしている相手も自分のこともいやになってしまいます。
社会に出ると(とくに日本社会では)社交辞令は避けて通るのはむずかしいので、しょうがなく合わせはするのですが、そのあとに感じるストレスはかなりのもの。
ウソをついてしまわなければならないような状況や、そうしてしまっていることがさらにストレスになります。
蠍座は基本的に真面目で一生懸命な性質をもっているので「ごまかし」が耐えられません。
ウソで固められた人間関係なんて偽りだ、とどうしても感じてしまうのです。