痛手は大きい
全身全霊で相手を好きになりますので、恋に破れるとかなりのダメージがあります。
ですが、ダメージがあるのに、それをあまり言葉や態度で表現しようとしないので、さらにつらい思いをするかもしれません。
たとえ、だれかに話を聞いてもらったとしても、心の傷はそんなもので癒されるようなものではなく、逆にわかってもらえない悲しみだけが残るので、自分だけで解決しようとするのでしょう。
場合によっては、失恋の悲しみで人間関係や恋愛すべてに絶望し、固く心を閉ざして精神的に長く引きこもってしまう場合もあるようです。
誰しも心の傷を癒すには時間が必要になりますが、蠍座ほどそれがあてはまる人はいないでしょう。
失恋の痛手をなにかで発散して楽になるというタイプではないため、悶々としたなかで、気持ちに整理をつけていくしかないのです。
ただ、片思いの段階で失恋した場合は、けっこう大胆に気持ちの切り替えができたりもします。
自分が尽くす価値がない相手だとわかると、もうその人に用はありません。
つらい気持ちは残っても、新しい恋にむけて進むことができます。
蠍座にはオールオアナッシングの気質があるので、片思いで失恋をして、心の傷も癒えたなら、もうその人に気持ちが戻ることはないでしょう。
あいまいな別れ方をした場合は違いますが、不誠実な態度で自分を振った相手のことなど存在すら忘れてしまうでしょう。
ただし、ずっと付き合っていた恋人と別れることになったなら未練が残りやすいほうです。
一生忘れない、別れても思い続ける、追いかける、などは蠍座には起こりがちなことです。